Convocations #1
2015年8月26日水曜日
僕※1が書いた「Armada continuity overview(Armada社の書籍のまとめ)」にLeonardoが返信をくれたのだが※2、Armada社の「Convocations(召集などの意)」と呼ばれる書籍については僕はまとめなかった。なぜならストーリーに関係がないからだ。表紙を見ればわかるように、この書籍は「A Magic: the Gathering gallery」と銘打ってあり、中には23のアートピースが収められている。それらはマジックのアーティストの手になるものもあれば、コミックのアーティストによって描かれたものもある。ここにストーリーはないため、僕はこれに触れないつもりだった。しかし、この製品はマジックのコミックに分類される可能性はあるので、どんなものであるかについて最低限の言及はするべきだと思い直した。そして……僕は今、それを手にしている! とはいえ、記事にするならいくつかの作品を見せる必要があるだろう。
※1……ブログ「Multiverse in Review」の筆者、Squirle。主にマジックのストーリーについて書いている。
※2……「Armada continuity overview」はArmada社によるマジックのストーリー関係の書籍をまとめたものだが、そのコメント欄においてLeonardoというユーザーから「Convocations」は取り上げないのかという指摘があった。
http://4.bp.blogspot.com/-WaOBXiJR3LY/Vd2JaiLCEhI/AAAAAAAAEEo/hhfanwk3Xsc/s1600/Braingeyser%2BUnderworld%2BDreams.png
作品のうちのほとんどは、実際のカードのコンボにまつわるものだ。これは《Braingeyser》+《地獄界の夢/Underworld Dreams》で、Mike Dringenberg作。
http://4.bp.blogspot.com/-RsX78q78AQ8/Vd2JcVtQJoI/AAAAAAAAEEw/yDcgXM1AjGo/s1600/Lhurgoyf%2BRockert%2BLauncher.png
これはPete Ventersの《ルアゴイフ/Lhurgoyf》+《Rocket Launcher》+《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》+《Spoils of Evil》+《Songs of the Damned》コンボだ。どちらかというと一般的にはシナジーと呼ばれるかもしれない。
作品はまだまだある。
http://1.bp.blogspot.com/-ufyAmAySzv4/Vd2JfrAh1cI/AAAAAAAAEE4/G9Oq0WXrmJo/s1600/DougShuler.png
Douglas Shulerによる《奈落の王/Lord of the Pit》+《増殖槽/Breeding Pit》。
http://1.bp.blogspot.com/-mam0lQwDAGc/Vd2JfzV6p9I/AAAAAAAAEFA/dSQMggp6MuI/s1600/Fallen%2BAngel.png
Gerald Leeによる《All Hallow’s Eve》+《堕天使/Fallen Angel》。
http://2.bp.blogspot.com/-2koyr0LZNX4/Vd2Jfz5iD8I/AAAAAAAAEE8/HfR2DmVKiE8/s1600/Ice%2BAge%2BCover.png
Charles Vessによる「Ice Age #2」のカバー。
http://3.bp.blogspot.com/-qIXDE5ex9pw/Vd2JhxFrMBI/AAAAAAAAEFQ/4aeZ33ZEUKc/s1600/Lure%2BBasilisk.png
最も古典的なコンボのひとつ、《茂みのバジリスク/Thicket Basilisk》+《寄せ餌/Lure》、Brad Marshal作。
http://4.bp.blogspot.com/-0FAEoBJPbX4/Vd2JjHM-6sI/AAAAAAAAEFU/dbyz8ED0KzE/s1600/Ron%2BSpencer.png
Ron Spencerの《不吉の月/Bad Moon》+《増殖槽/Breeding Pit》。僕が思うに、この穴を取り囲む人々はその後、彼が描いたバージョンの《超巨大化/Monstrous Growth》に再登場している。
http://2.bp.blogspot.com/-r7m0Hgp7lGs/Vd2JjA_OsBI/AAAAAAAAEFY/FGUW2RYqk9s/s1600/What.png
Stu Suchitの《Lich》+《Mirror Universe》。
http://4.bp.blogspot.com/-_9PO4AuogCY/Vd2JkOc8DDI/AAAAAAAAEFk/GSApcTX9Pdc/s1600/WhatWhat.png
Denis Caleroによる《極楽鳥/Birds of Paradise》+《再生/Regeneration》+《賦活/Instill Energy》+《停滞/Stasis》。
ソース……http://multiverseinreview.blogspot.jp/2015/08/convocations-1.html#more(Convocations #1)
翻訳後記
この記事はネットサーフィンをしていて偶然見つけたもので、マジック黎明期にはこんな製品があったのかと驚かされました。
有名なマジックのプレイヤー類型の話(ティミー、ジョニー、スパイク、ヴォーソス、メルヴィン)がありますが、こうしたアートピースはどの類型に分類されるべきでしょうか? 現代でもrk postが親和やストームなどのデッキをモチーフにしたプレイマットを描いているように、厳密なプレイヤー類型に当てはまらない、未だ名づけられていない楽しみ方がマジックには存在しているような気がします。
ちなみに私が感銘を受けたのはエナジーステイシスを描いた最後の作品。リチャード・ガーフィールドの親類が描いたという《停滞/Stasis》はもとより不可解なモチーフで有名ですが、あろうことかそれを《極楽鳥/Birds of Paradise》と《賦活/Instill Energy》によって維持する様子を描こうとは。
誤訳や誤字がありましたら指摘していただければ幸いです。
2015年8月26日水曜日
僕※1が書いた「Armada continuity overview(Armada社の書籍のまとめ)」にLeonardoが返信をくれたのだが※2、Armada社の「Convocations(召集などの意)」と呼ばれる書籍については僕はまとめなかった。なぜならストーリーに関係がないからだ。表紙を見ればわかるように、この書籍は「A Magic: the Gathering gallery」と銘打ってあり、中には23のアートピースが収められている。それらはマジックのアーティストの手になるものもあれば、コミックのアーティストによって描かれたものもある。ここにストーリーはないため、僕はこれに触れないつもりだった。しかし、この製品はマジックのコミックに分類される可能性はあるので、どんなものであるかについて最低限の言及はするべきだと思い直した。そして……僕は今、それを手にしている! とはいえ、記事にするならいくつかの作品を見せる必要があるだろう。
※1……ブログ「Multiverse in Review」の筆者、Squirle。主にマジックのストーリーについて書いている。
※2……「Armada continuity overview」はArmada社によるマジックのストーリー関係の書籍をまとめたものだが、そのコメント欄においてLeonardoというユーザーから「Convocations」は取り上げないのかという指摘があった。
http://4.bp.blogspot.com/-WaOBXiJR3LY/Vd2JaiLCEhI/AAAAAAAAEEo/hhfanwk3Xsc/s1600/Braingeyser%2BUnderworld%2BDreams.png
作品のうちのほとんどは、実際のカードのコンボにまつわるものだ。これは《Braingeyser》+《地獄界の夢/Underworld Dreams》で、Mike Dringenberg作。
http://4.bp.blogspot.com/-RsX78q78AQ8/Vd2JcVtQJoI/AAAAAAAAEEw/yDcgXM1AjGo/s1600/Lhurgoyf%2BRockert%2BLauncher.png
これはPete Ventersの《ルアゴイフ/Lhurgoyf》+《Rocket Launcher》+《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》+《Spoils of Evil》+《Songs of the Damned》コンボだ。どちらかというと一般的にはシナジーと呼ばれるかもしれない。
作品はまだまだある。
http://1.bp.blogspot.com/-ufyAmAySzv4/Vd2JfrAh1cI/AAAAAAAAEE4/G9Oq0WXrmJo/s1600/DougShuler.png
Douglas Shulerによる《奈落の王/Lord of the Pit》+《増殖槽/Breeding Pit》。
http://1.bp.blogspot.com/-mam0lQwDAGc/Vd2JfzV6p9I/AAAAAAAAEFA/dSQMggp6MuI/s1600/Fallen%2BAngel.png
Gerald Leeによる《All Hallow’s Eve》+《堕天使/Fallen Angel》。
http://2.bp.blogspot.com/-2koyr0LZNX4/Vd2Jfz5iD8I/AAAAAAAAEE8/HfR2DmVKiE8/s1600/Ice%2BAge%2BCover.png
Charles Vessによる「Ice Age #2」のカバー。
http://3.bp.blogspot.com/-qIXDE5ex9pw/Vd2JhxFrMBI/AAAAAAAAEFQ/4aeZ33ZEUKc/s1600/Lure%2BBasilisk.png
最も古典的なコンボのひとつ、《茂みのバジリスク/Thicket Basilisk》+《寄せ餌/Lure》、Brad Marshal作。
http://4.bp.blogspot.com/-0FAEoBJPbX4/Vd2JjHM-6sI/AAAAAAAAEFU/dbyz8ED0KzE/s1600/Ron%2BSpencer.png
Ron Spencerの《不吉の月/Bad Moon》+《増殖槽/Breeding Pit》。僕が思うに、この穴を取り囲む人々はその後、彼が描いたバージョンの《超巨大化/Monstrous Growth》に再登場している。
http://2.bp.blogspot.com/-r7m0Hgp7lGs/Vd2JjA_OsBI/AAAAAAAAEFY/FGUW2RYqk9s/s1600/What.png
Stu Suchitの《Lich》+《Mirror Universe》。
http://4.bp.blogspot.com/-_9PO4AuogCY/Vd2JkOc8DDI/AAAAAAAAEFk/GSApcTX9Pdc/s1600/WhatWhat.png
Denis Caleroによる《極楽鳥/Birds of Paradise》+《再生/Regeneration》+《賦活/Instill Energy》+《停滞/Stasis》。
ソース……http://multiverseinreview.blogspot.jp/2015/08/convocations-1.html#more(Convocations #1)
翻訳後記
この記事はネットサーフィンをしていて偶然見つけたもので、マジック黎明期にはこんな製品があったのかと驚かされました。
有名なマジックのプレイヤー類型の話(ティミー、ジョニー、スパイク、ヴォーソス、メルヴィン)がありますが、こうしたアートピースはどの類型に分類されるべきでしょうか? 現代でもrk postが親和やストームなどのデッキをモチーフにしたプレイマットを描いているように、厳密なプレイヤー類型に当てはまらない、未だ名づけられていない楽しみ方がマジックには存在しているような気がします。
ちなみに私が感銘を受けたのはエナジーステイシスを描いた最後の作品。リチャード・ガーフィールドの親類が描いたという《停滞/Stasis》はもとより不可解なモチーフで有名ですが、あろうことかそれを《極楽鳥/Birds of Paradise》と《賦活/Instill Energy》によって維持する様子を描こうとは。
誤訳や誤字がありましたら指摘していただければ幸いです。
コメント
この翻訳が無ければ一生知る機会がなかったと思います、ありがとうございます。